第5回Nippon学 ---「Nipponの酒」の感想

 Nippon学スタッフのアメリカ人のSが,今回は旦那さまのDチャンと一緒に「Nipponの酒」を体験しました。そのときのSの感想です。S&Dチャン夫妻は,当日の酒席で「青島さんの存在は,人生をより良くするためのインスピレーションになる」とコメントしていました。今回のSの感想は,SとDチャンの友人であるYoshieさんが日本語にしてくれました。

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For our latest Nippon Gaku session we visited Aoshima san’s osake brewery in Fujieda. Aoshima san said that is not his real name. His teacher gave him that name when he became a brew master. To begin a new phase in life with a new name is common in Western culture, too. This custom is at least as old as the Old Testament times in the Bible, 5000 years ago. In those days, people who had been touched by the presence of God often received new names from God, to reflect the change they had undergone. Aoshima san was kind enough to tell us of the profound change he experienced that led him home from New York City to learn his family’s business.

During our tour of the facility, we learned that bewer’s yeast is an important ingredient in osake. The kanji for brewer’s yeast, koubo, looks like “yeast mother”. This is a very accurate term because yeast is a fungus, a living organism, and within a very short time the “yeast mother” will produce millions of “children”. Their job is to assist in fermentation. However, we all know that children can be taught what to do but they can not be controlled. If any other organisms interfere with their work, they might produce an inferior product.

One way that Aoshima san avoids this problem is to ensure that the “yeast mother” and her “children” have plenty of pure water. He makes the mash with fresh water from the Ooigawa, then adds the yeast and more pure water. The kanji for mash, moromi, looks like “sake” without the “mizu”. This is another accurate term because osake is not osake without the purest water being added during the whole process. Aoshima san also keeps the brewery very clean, perhaps cleaner than my house! This may be a result of his personality, or of Japanese culture. It also may be the nature of the brewing business.

It was a special privilege for me and my husband to attend this Nippon Gaku. We understand now that osake is an important part of Japanese culture and that great care must be taken to ensure that a good product is made. We are grateful to have participated in this experience.
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<和訳>

 Nippon学クラスにおいて、私たちは藤枝市にある青島酒造を訪ねました。「青島傳三郎」は本名ではなく、師匠により命名されたものだとのことでした。西洋文化においても、人生の新しいページを切り開くときに、改名することがあります。この習わしは、約5000年前、旧約聖書の時代から続くものです。旧約聖書の時代には、神が現われ名前を授かることにより、人生が変わってゆくということがありました。私にとって「傳三郎」という名前を師匠から授かったというお話は、とても神聖で厳かな感じをおぼえました。併せ、青島氏より、ニューヨークから帰国し家業を継ぐ決意をされた当時のお話をも、うかがうことができました。

 青島酒造見学中、酒の中の醸造用酵母(イースト)が大変重要な原料であることを学びました。ご存知のように、酵母(イースト)には、「母」という漢字が使われています。酵母(イースト)は、菌であり、生物であり、短い期間で酵母(イースト)は無数の子ども達(分子)を生みだし、そのひとつひとつの存在が大切であることを知りました。これにより発酵を助けることができるそうです。しかし、子ども達に「何々しなさい」と教えることはできても、コントロールが難しいことは周知の事実です。ゆえにこの場合、万が一、他の生物がそれらの活動を妨害するようなことがあれば、粗悪な製品を生成してしまう恐れがあることをうかがいました。

 青島酒造ではそれを防ぐ対策として、酵母(イースト)とその子ども達(分子)の為にたくさんの水を与えているそうです。大井川の清流から醪(もろみ)を生成し、そこに酵母(イースト)と純水を加えるとのことでした。私にとって、醪(もろみ)という漢字は、水分のない酒という漢字表現のように感じられました。工程において水を加えなければ、酒を造ることができないということも学びました。さらに、青島酒造では作業場をとても清潔に保っており、「私の家よりも整理整頓されているのではないか!」と思うほどでした。作業場を清潔に保つことは、青島酒造ならでは習慣であるのか、又は、日本文化によるものであるかと考えました。しかし、以前、私はアメリカのミズーリ州セントルイス市にあるBudweiser(バドワイザー)工場を訪問したことがあり、その工場も大変清潔に保たれていることを思い出しました。ゆえに、醸造業にとって「清潔」を保持することは必要不可欠であると認識したのです。

 私たち夫婦がこのNippon学クラスを受講させていただいたことは、日本滞在において、宝物となる経験といえます。青島酒造見学をおえて、酒づくりが日本文化の中で重要な活動のひとつであり、あわせ、大切に継承されていることを学びました。最後に、この機会をご配慮いただいた青島酒造関係者様、並びに、Nippon学関係者様に感謝の意を表したいと思います。ありがとうございます。

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posted by スローライフ掛川 at 2008/02/21 20:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | アクティビティプログラム>NIPPON学
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