22世紀の丘公園「たまりーな」にてアロマの正しい知識を得る講座、「香りの効果が生活を変える」〜日常生活へのアロマの取り入れ方〜 が行われました。

今、アロマはストレス解消やスローライフなどの流れから注目されているアイテムです。気軽に買えるし価格もまちまち、香水の様に香りの好みだけで選んでよいものでしょうか…。古くからヨーロッパでは医療に用いられていたというアロマの基本を、この際学んでみました。

先ずは、アロマテラピーの意味から学びました。
アロマは芳香、テラピー(セラピー)は療法、アロマテラピーとは芳香療法の事で、植物から抽出した純精油(エッセンシャルオイル)の有効成分を用いて、自然治癒力を高める療法だそうです。
その歴史は古く、紀元前古代エジプトでは宗教儀式やスキンケアに用いられ、古代ギリシャ時代には科学的な解明もされ、中世のヨーロッパでは今のアロマテラピーの原型が既に出来ていたそうです。

ここで、室内にはアロマが焚かれました。集中を高める効果のあるレモングラスが噴霧器から拡散されます。このようにアロマの効果は大きく分けて2つ。交感神経を刺激して体にアクセル(興奮)をかけるものと、副交感神経を刺激して体にブレーキ(沈静)をかけるもの。それぞれに代表的なものは、アクセルにはオレンジやレモンの柑橘系、ブレーキにはのんびりコアラも大好きなユーカリがあります。また、体質や体調・症状によって不適合とされるものも一覧表で配られました。

休憩をはさんで、活用方法を具体的に実践するアロマクリームを作ってみました。先生の持参してくださった25種のアロマのうち組み合わせて15滴とキャリアハンドクリーム30ccを混ぜて作ります。組み合わせは全て自由。とは言えヒントのレシピを8種用意していただき、それぞれにお好みのアロマクリームを作ってみました。家に持ち帰り使ってどんな効果がでるのか楽しみです。

最後に、石山さんが日ごろ家庭や家族でどのようにアロマを用いているのか紹介していただきました。(ご主人の水虫対策まで披露していただきました。)
今回受講の15名は、全員がアロマテラピーの基礎知識や活用法を知りませんでした。今回の講座で、自分の嗅覚で体調を整える事が出来るアロマテラピーとは、趣向性のフレグランスや一般芳香剤とは違い『療法』だという事が学べたようです。