大井川を北上した、川根本町にある山犬段から
トレッキング。
山犬段は、山中にある小広い平坦地で、
西へ向かえば蕎麦粒山、東へ向かえば板取山
沢口山と連なり、寸又峡温泉へと続きます。
今回はまず板取山を目指し、
標高1404mの山犬段から、高低差約100mを
ゆるゆると、登ります。
ブナ、カエデといった広葉樹に包まれた
この森の紅葉はやや終わりかけ。
ブナの葉はほとんどが落葉していましたが、
赤や黄色に色づいたカエデの葉っぱが目に
鮮やかでした。
八丁段と呼ばれる小ピークの途中に広がる
展望地からは、山裾を縫うように流れる大井川と、
海に向かい高度を落としながらどこまでも連なる
山々の景観にしばし見とれました。
ホーキ薙と呼ばれる大きなガレ場では崖っぷちを歩き、
吹き上がってくる冷たい風に山を感じました。
赤や黄色、緑や黄緑、茶色やオレンジ色と、
秋の広葉樹林はとても賑やか。鼻歌でも歌いたく
なるような森の雰囲気は、やっぱり実際に行ってみた
人でないとわかってもらえないだろうなぁ。
秋の森は、ガサゴソガサゴソと落ち葉を掻き分け、
踏みしめながら歩くのもまた楽しみのひとつ。
趣があり、なんだか自然と童心に返ってしまいました。
のらりくらりと歩みを進めて2時間ちょっと。
無事板取山の山頂に到着です。
「山頂に着いた感じがしない」
そんな受講生からの声にもうなずける、とってもなだらかな山頂からは
北側の展望が開け、大無間山や、前黒法師岳などの深い
山々が眺められました。
お昼も近くなっていたため、皆それぞれに持っていたおやつで、
腹の虫を鎮め、小屋で待つ”すいとん鍋”に期待を寄せて山頂を
後にしました。
すいとん鍋は、カレッジの料理隊長でもある講師の
山村さん他、志願した受講生の料理班が担当しましたが、
高度のせいか、なかなか芯まで火の通らない
”すいとん”には、みんな、やきもきさせられました。
でも、待った甲斐があり
「空腹は最高のソース」との言葉通りに、
とっても美味しく味わうことができました。
そして、今回は講座の最終回。
お腹が落ちついたところで、受講生お一人づつから講座の感想を
伺いました。手作りケーキの差し入れをいただきながら、
笑いあり、喜びあり、反省ありの、様々な感想を頂戴しました。
中でも
「トレッキングを受講してよかった。」
「受講して世界が広がった。」
などの言葉には、スタッフとしてこみあげて来るものがありました。
受講生、スタッフ、講師、参加した皆それぞれがいい顔をしていたのが、とても印象的でした。
トレッキング講座は今年スタートした新講座であったため、
手探り運営で、至らないこともあったかと思います。
しかし、受講してくださった皆さん一人一人のお人柄のお陰で、
本当によい雰囲気のなか、講座を締めくくることができました。
皆さんがこれからもトレッキングを続け、山での豊かなひと時を
楽しんでいっていただければ幸いです。
それでは受講生の皆さん、
ひとまずは、お疲れ様でした。(続きは忘年山行で!)

