9/23セッション「一番星から天体観察」の様子

9月23日(日) セッション「一番星から天体観察〜夜空の向こうには〜」
講師/掛川市内在住のアマチュア天文家 西村栄男さん

暑さ寒さも彼岸までと言いますが、まだまだ暑い日差しの秋分の日、
秋の夜長を楽しむ天体観察会を開催した。募集開始と同時に多くの
申込と問合せを頂き、急きょ定員を増やし総勢40名を超える大勢での
鑑賞会となった。

午後5時、市役所に参加者が集まったときには曇り空。スタッフ一同
「ごめんなさい、今晩は星が見られないかも・・・」とお詫びしつつ、
西村栄男さんが1994年7月に彗星を発見した五明の丘へと向かった。
現場にはすでに西村さんと同じく天文家の金子さんが天体望遠鏡を
セットして待ち構えていてくださった。
「雲の切れ間から月が見られますよ。どうぞ覗いてみて下さい」と
西村さん。さっそく代わる代わる大きな筒状の反射望遠鏡を覗くと
大きな月がくっきりと見えた。クレーターが手に取るように間近に
見えて思わず手を伸ばしたくなる。

辺りが暗くなり始めた頃、カレッジ・サイクリングコースの面々が
自転車に乗って到着。全員揃ったところでいよいよ講座がスタート。
西村さんは、中学生の時から天体観測に興味を持ち始め、以来40年間
自作の天体望遠鏡などを使って夜空の観測を続けているとのこと。
これまでに彗星1つ、新星8つを発見したそうだ。発見者はその星に
自らの名前を冠することができる。1994年にここ五明の丘で発見した
彗星は「中村・西村・マックホルツ彗星」と名付けられ、同地には
記念碑が建てられている。以来、アマチュア天文家が同地を訪れては
新星を追っているらしいがそう簡単には見つからない。
陽もとっぷり暮れた頃、南の空に今夜の一番星「木星」が輝きだした。
西村さん、金子さんが木星にズームイン。しかしすぐに雲隠れして
しまい、残念ながら五明での天体観察を諦めて、市役所会議室に移り
第2部「スライドを使った天体講座」に入った。

夏の南の夜空は太陽系銀河が永遠に続いているとのこと。彦星こと
「アルタイル」、織姫こと「ベガ」、その間を流れる天の川。そして
白鳥座の「デネブ」、この3つが「夏の大三角形」と呼ばれいる。
夏の星座図を示しながら西村さんが解説。
我々がいま見ている星の明かりは、何百万年もの気の遠くなる歳月を
経て地球に届いたものだそうだ。いったい星はいくつあるのだろう。
輝いては消えていく星を毎日追いかけている天文家。

彗星を追い続けていた西村さんだが、いん石衝突を観測するビジネス
が米国で始まり、以来申請が難しくなったため、新星発見に転換。
コンピュータを搭載した最新型望遠鏡が主流の現代にあっても同氏は、
使い慣れた双眼鏡と三脚、そしてカメラを車に積み、夜な夜な新星を
追い求めているとのこと。「目標に向かって努力を惜しまないこと」
と西村さんが語った。

年間に3つの新星を発見するという、世界最速のペースで自らの名を
冠した星を空に描き続ける。星への浪漫を持ち続け、発見の喜びを
家族や仲間と共有する。星を語る西村さんの笑顔に、こちらも思わず
うれしくなった。

秋の彼岸ということで、ぼったー(おはぎ)をいただきながらの講座。
残念ながら曇りに邪魔されて満天の星を拝むことはできなかったが、
ロマンチックな星の話を聞き、中秋の名月を観賞している方も多い
だろう。我が家もススキの向こうにウサギが餅つきしている様子が
見える。








posted by スローライフ掛川 at 2007/09/25 21:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | ベーシックプログラム>参加型セッション
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